夫婦の価値観と志向

好きな場所に行くのは、いつも1人です。なにしろダンナとは趣味が合わない。映画も一緒に行くことはあっても、それぞれが別の作品を見るので、それならば別々に行ったっていいんじゃないか…ということで、ここ数年は映画さえ一緒に行かなくなりました。

 

食べ物やお店の趣味も違うので、2人で行く時は無難なものやお店か、ダンナの趣味に合わせるのみなので、いまひとつだったりします。

 

そもそも私は歩くことが好きだけど、ダンナは完全に車の人で、すぐそこにコンビニがあっても車で行きます。しかも完全な目的がない限り、歩きまわることはないので、一緒にぶらぶら歩く…ということは、そもそもありませんでした。

 

そこにダンナの足の不調がきてしまったので、一緒にぶらぶら歩くことは、夢のまた夢になってしまいました。

 

ここ数年で、ダンナとは会話がうまくいかなくなって、1日2文くらいしか話さなくなりました。こんなふうになるだなんて、思ってもいませんでした。

 

昔と違ってケンカすることもない。

 

そう書くと、一瞬いい感じに聴こえるけど、実際はケンカするほど話さないし、関わらないからだけです。だけどたぶんダンナはこれを「いい感じ」と思っているらしく、そんなところまで行き違っていて、目が当てられません。

 

現世はもういつ終わってもいいかな~と、最近は思っています。老夫婦になって楽しい老後の生活を夢見ていましたが、もうおそらくそれは無理な気がします。

 

こんなふうになるなんて、本当に残念です。やっぱり価値観や志向は、似ていることに越したことないんじゃないかと思います。