悲しい事件

今日愛知県で悲しい事件が起こった。


特別支援学校の高等部に通う兄が

小学校6年生の弟を

兄弟喧嘩で刺殺してしまったという。


うちの兄弟関係と似ている点もあるので

ニュースを読んだ後は

思わず無言になってしまった。


そしてそのニュースに対しての

読者のコメントの数々も

暗い気持ちで読んだ。


亡くなった弟のすぐそばで

テレビを見ていた兄・・・。


発見したおじいちゃんも

経緯を聞いたお母さん、おばあちゃん

そしてその兄弟の姉?妹?さんも

頭の中は真っ白だろう。


こういう事件が起こると

特別支援学校に通う子は危険!

と、一般の人たちに思われかねない。


ただ実際のところ

知的や情緒障害の方向性と度合によって

全く問題ありません!と

胸をはって言えないところもある。


特別支援学校に通う子=危険な子

そんなことは決してない。


なんといえばいいのか・・・

うちの真ん中の子の事でいえば

思い込みが激しく、情緒の歪みがあり

知的に遅れがあるといっても

全てが万遍なく遅れているのではないから

日常面で厄介な時がある。


やってはいけないことや

本人が良かれと思っていることが

逸脱してしまってることがあって

いくら話しても軌道修正が難しい。


そこに今のゲームやアニメの影響が加わると

嫌な予感がして仕方ない。


最近のゲームやアニメって

内容が戦いや殺し合いばかりなんです。


あの一瞬かわいらしいポケモンだって

よくよく考えると戦ってる。

闘犬と同じようなもの?)

(しかも当の本人である人間は戦っていない。)

ドラゴンクエストだって殺し合いなんです。


夕方やっている子ども向けのアニメも

戦ったり殺しあったりばかりです。


同じ戦いのアニメでも

巨人の星あしたのジョー

そしてアタックNo.1みたいな

スポ根ものとも違う。


そして比較的今のものと内容が近そうな

デビルマンバビル2世マジンガーZ

ヤッターマン、ルパン3世などとも

何かが違う気がする。


死んでも生き返ると思う子どもなんて

私が小さい頃にはいなかった。


情緒がある程度まで到達した人は

そういうゲームやアニメを見ても

なんてことはないのかもしれない。

でもそうじゃない人が見た時には

どうなんだろう・・・と不安に思う。


児童精神の医師の話では

情緒障害に関して性差があるらしく

何かが起きた時に

女児はひきこもりや対人恐怖など

内向的な方向に進む可能性が高く

男児家庭内暴力をはじめとした

粗暴な方向へ進む可能性が高いそうです。

(注:あくまでも傾向の話です!)


知的と情緒の障害を持つ男児の親としては

体格もよくなり、力も強くなる

高校生くらいの事を思うと

どう育っているか不安に感じるのが

正直な気持ちです。


愛知の事件の家族は

兄も含め、みんなどうなるんだろう・・・。


どうすればこういう事件を回避できるのかな。