8年目になります
7年前の5月31日、
1人で最寄りの大病院に駆け込み
たぶんがんだと思うと言われ
短気な私は翌6月1日には
即日でがん判定をするクリニックに行き
1人でがん告知を受けました。
早いものであれから7年経つんですね。
生存率はあまり高くなかったので
子供たちの入学式や卒業式など
どこまで見られることやら・・・なんて
一時期は思っていましたが
その後、ごく普通に見られています。
そもそも、
上の子は真面目でコツコツ型なので
ま~なんとかなる気がしていました。
まん中の子はWで障害があるので
世の中が荒まないでいてくれれば
福祉制度に頼ってやっていくのかな
なんて思っていました。
1番気になったは下の子のことでした。
注意欠陥多動はあるものの
状態的には軽度で他の障害はない。
3人の中では障害的に1番難がない子です。
でもやる気があるんだかないんだか。
趣味や特技などもあるんだかないんだか。
勉強をする気がない、なんの取り柄もない
ギリギリ凡人・・・って感じかな。
勉強が好きじゃなくて、例えできなくても
他に何かがあればいいと思っているけど
この子にはいったい何があるの?!
と、ず~っと思ってきました。
本当に何もかもにやる気がないんです・・・。
それが初めて昨日
この子のやる気を見ることができました。
運動会では小2からリレーの選手でしたが
それもなれなければちょっと悔しいけど
でも努力をする訳ではない。
選手になっても凄く燃えている訳でもない。
とにかく毎年そんな子でしたが
昨日の運動会のリレーでは
誰から見ても違っていたと思います。
アンカーをやった割にはムードメーカーでも
まとめ役でもなかったけれど
バトンをトップでもらった彼は
何が何でもトップのままゴールしたい!
誰にも抜かされたくない!!
という気迫がありありと出ていました。
ちゃんとゴールするまで。
アンカーをやる普通の子には
ごく普通にある気持ちだと思うけど
うちの子にはそういう気持ちが
本当にほんと~に薄かったので
かなり珍しい姿でした。
100m走の記録からすると
アンカーをやった子の中では
たぶんうちの子が1番遅かった気がするし
4人が一丸となって勝てたんだと思いました。
これがリレーの醍醐味ですね!
実際にその場で見ても
家に帰ってからビデオを見ても
走り終わった後の4人は
とても輝いていました。
この思いを忘れないで欲しいし
他の事にも頑張る気持ちを
時には出して欲しいと心から思いました。
こうやって人は育っていくんだな~
生きていて良かったと思った瞬間でした。
私のがん発見後の8年目の1年は
こうして始まりました(*^▽^*)